やっぱり今年も作りました。「栗の渋皮煮」。手間暇かかって大変だけど,上手く作れたときのあのおいしさはたまりません。
この時期になると毎年子どもと「梁田栗園」へ栗拾いに行きます。今年もそこで大きな栗が手に入ったので,気合いを入れて作ることにしました。そう,気合いがないと作れないくらい手間がかかるんです。作り始めてから4時間くらいはかかったんじゃないかな?もちろん栗の鬼皮を剥くのも大変な作業です。それでも作っちゃうのは,それだけの価値があるスイーツということかなあ。
ところで,その日「笠間浪漫」というイベントに行くのが目的でした。その後,少し時間があったので,栗拾いでもしようか?ということで,近くの栗園を探しました。そして見つけたのが10分くらいで行ける「小澤栗園」。行ってみると車がたくさん。警備員までいます。ここは「焼き栗」を作って売っているんですね。かなり有名みたいで,県外ナンバーの車もたくさんありました。整理券をとって買うと(500 gで1850円!)できたてあつあつの「焼き栗」が来ました。早速食べてみると,おいしい!なるほど,これならこの混雑も納得です。
しかし,栗拾いはできないそうです。子どもが拾いたかったなあ,とつぶやいたので,毎年行っている「梁田栗園」までさらに20分ちょっと車を走らせました。ちなみに栗拾いは早く行かないともうすぐ終わちゃいます。
「焼き栗」はまだ買えると思いますが・・・。
ではうちの「渋皮煮」を紹介します。
<使った材料>
- 大きめの栗 (今回は600 gありました)
- 砂糖 約500 g
- 重曹 約小さじ2×3
<作り方>
1.大きめの鍋に水を入れ,沸騰したら火を止めてから栗を加えます。
※ こうすることで栗の鬼皮が剥きやすくなります。
2.そのまま30分くらいおいて,湯が冷めたら栗の鬼皮をひとつずつ剥きます。剥いた栗は渋皮が乾燥しないようにすぐに水につけておきます。
※剥くときに渋皮に傷をつけないようにします。傷つけてしまうと煮るときにくずれてしまいます。
※「栗の皮むき」用の道具を使うと少し楽になります。小さいナイフでやったこともありますが,そのときは指が痛くなってしまいました。
3.全部の栗を剥き終えたら,剥いた栗をなべに入れて,水と重曹約小さじ2を加えて加熱します。
4.沸騰したら,火を弱火にして5分煮ます。

5.5分したら,栗をざるにあげます。このとき渋皮を傷つけないようにやさしくざるにあげます。ざるにあげたら,ボウルに移し替えて水道水を注ぎます。
6.鍋をあらい,栗をざるにあげてから鍋に戻して3から5の行程をさらに2回くり返します。


7.3回目が終わったら,栗をやさしくざるにあげ,すぐに水をはったボウルに入れます。
8.栗の表面を,歯ブラシでやさしくブラッシングします。栗に黒いひものようなものが残っているときは,爪楊枝で取り除きます。ブラッシングが終わった栗から水をはった鍋に入れていきます。
9.全部ブラッシングが終わったら,栗がひたひたになるくらいまで水を入れて,さらに砂糖300 gを加えて加熱します。
10.沸騰したら弱火にして,クッキングペーパーを鍋に入れて落としぶたの代わりにします。

11.30分煮たら,火を止めて砂糖200 gを鍋に加えてそのまま一晩おいたらできあがりです。
※ブランデーがあれば加えるそうですが,otosanは酒が飲めないのでうちにはありません。なので,これでできあがりにしています。
これは本当に手間のかかる料理です。時短のポイントすら見つかりません。おいしいものを食べたいという一心で作ります。
ところで今年のできは?というと,自己採点50点くらいでした。煮崩れなどは少なかったのですが,甘さが足りませんでした。最後に入れた水がひたひたより多めだったのでもっと少なくすればよかったと反省しています。