焼き芋屋さんで売っているような甘くてしっとりとおいしい石焼き芋をおうちで作りたい!だってやっぱり売っている焼き芋の方が絶対おいしい!長い間,いろいろとチャレンジしてきました。そしてついに・・・。
最後の注意書きも読んでくださいね。
チャレンジその1.電子レンジで加熱する
昔,父からサツマイモをラップで来るんでから電子レンジでチンすれば簡単に焼き芋になるぞ。簡単に食べたいときはそうしているんだ。と教わりました。ちなみに父の家では昔ながらの石油ストーブを使っているので,時間があるときはその天板で焼いて食べています。すぐ食べたいときの手段に使っているようです。
そこで真似して作って食べていました。
でもやっぱりお店の焼き芋の方が全然おいしい。芋が違うのかな?石がないとおいしく焼けないのかな?うちでは,レンチンで我慢するしかないと思っていました。
チャレンジ2 アルミホイルにくるんで,鍋で加熱する。
テレビか何かで,石焼き芋がおいしいのは石の遠赤外線効果で70℃位の温度でじっくり加熱するからだと説明しているのを聞きました。
なるほど,それなら鍋に入れて弱火で加熱したらできるんじゃないかな?と考えてチャレンジ。サツマイモをアルミホイルで来るんで鍋に入れ,ふたをして弱火で加熱してみました。
結果は,残念ながら(当然?)上手くいきませんでした。上の面までなかなか火が通らないのです。そのままにしておくと鍋に接しているサツマイモの下の面が焦げてしまいます。そこでときどきひっくり返しながら焼くのですが,手間はかかるしなかなか焼けない。
これならレンチンの方が手間がかからないだけいい!。鍋もなかなかとれない焦げ目がついてしまいました。
チャレンジ3 「魚焼きの達人」で焼く
魚を焼くときに使う「魚焼きの達人」という石?が市販されています。これを使って焼くと魚がおいしく焼けます(ただ,otosanは使った後の手間とかが面倒くさくなり,今ではグリル自体使わなくなっています)。
しばらく忘れていた「魚焼きの達人」。でもこの間,そうだ,これを使ったらおいしい石焼き芋ができるんじゃないか?とひらめいたのです。そこで早速買ってきました。
しかし,そのまま魚焼きの達人を使うと焼き芋に魚焼きの達人の石の粉がついてしまうのが気になります。そこで,アルミホイルに魚焼きの達人の石を少しずアルミホイルに包んで,小石のようにしてしまおう,と考えました。これを鍋につめて,その間にサツマイモを入れて焼く。そうすればこの魚焼きの達人の石入りホイルはくり返し使えて便利。というわけです。セコいなぁ。
ちなみにこの「魚焼きの達人」は国産天然ゼオライト100%と書いてあります。ゼオライトはアルミノケイ酸塩の1種で沸石と呼ばれるそうです。イオン交換材料や吸着材料,触媒などとして利用されるもののようです。「魚焼きの達人」のパッケージには,遠赤外線効果で魚がおいしく焼けると書いてあります。
ところで,アルミホイルで包むと考えたものの,袋に入っている600 g分全部作るのは結構大変で20分くらいかかってしまいました。でも次からも使えると自分を励ましながら作り終えました。アルミホイルは15cmほど引き出してカットし二つ折りしてから魚焼きの達人の石を30 gくらいのせてから包みました。


魚焼きの達人の石入りホイルが20個位できたので,その半分くらいを大きめの鍋に敷き詰めてからサツマイモを入れ,サツマイモの周りや上に残った魚焼きの達人の石入りホイルを置きました。


さて,IHクッキングヒーターの火加減「3」弱火で加熱。とりあえず1時間でセットしました。初めてなので,ときどき温度計で鍋の中の温度を測り30分くらいしたら7~80℃くらいになったので,火加減を「2」にしました。爪楊枝を刺してみたところ,まだ表面も固かったので,加熱時間を20分延長しました。
加熱終了後,爪楊枝を刺したところスッと中まで通りました。よし。ちょっと外出する用事があったのでそのまま1時間くらいおいてしまいました。
比べてみないと違いが分からないので,いっしょに買ったサツマイモの1本をラップにくるんで電子レンジでチンしたものも用意しました。


さて,いよいよおまちかねの試食です。
まずは,「魚焼きの達人の石」で作った石焼き芋から一口いたただきました。
うん,しっとりほくほくおいしい。
では,と電子レンジの焼き芋をらいただきました。
うわっ。全然ちがう。ぱさぱさして甘くない。
これほど歴然とした差がでるとはびっくり。予想以上の違いです。
一緒に試食した妻は先にレンチンの方を食べたのですが,その後「魚焼きの達人の石」焼き芋を食べると「これは焼き芋だー」と喜んでいました。
参考 その他のおいしい「焼き芋」の作り方あれこれ
1.電子レンジでつくる
サツマイモを洗ったら,ぬれたままキッチンペーパーでくるみ,さらにラップでくるむ。電子レンジ「強」で(中サイズの場合)1分30秒程度加熱。その後,「弱」にして10分程度加熱。こうすることで70℃でじっくり加熱できるようです。簡単ですね。どのくらい違うのかそのうち試してみたいです。
2.オーブンで焼く
サツマイモを洗ったらアルミホイルでつつみ,オーブン(160℃)で60分焼く。
この方法も電子レンジのオーブン機能で試してみたいと思います。
3.オーブントースターで焼く
サツマイモを洗ったら,そのままオーブントースターで60分焼く。
この方法はオーブントースターがないので試せません。
4.焼き芋メーカーを使う
調べてみたら,こんな調理器具があるんですね。レビューを読んでみましたがおいしく焼けるようです。
今回のまとめ
「魚焼きの達人」を使うことで,目標としていた甘くてしっとりおいしい「石焼き芋」を作ることに成功しました。今回使ったサツマイモの品種はベニアズマですが,次は安納芋で挑戦します。焼き芋は安納芋ですよね。
調べてみたら他にもいろいろな方法がありました。チャレンジできるものは試してみて一番おいしくいただける方法を探してみようと思います。
注意:今回使った「魚焼きの達人」のパッケージの注意書きには,空だきをしないようにと書いてあります。今回紹介した方法は,本来の用途から外れていますので,絶対真似をなさらないでください。

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