おうちでカツを揚げるのは大変。昔はそう思っていました。でも作ってみるとそれほどでもありません。ただ,とんかつは肉が固くなったりして失敗することもあったり,お店のように作るのは難しいです。ところが,鶏ムネ肉のチキンカツは,いつ作ってもおいしくできます。ムネ肉は普通の調理法だとぱさぱさ感があって味がしなくて嫌う方もいると思いますが,このチキンカツはそんなことありません。ホントにおいしい。家族みんな喜んで食べてくれます。何となく敬遠している方はぜひトライしてください。
<使った材料>
- 鶏ムネ肉 500 g
- マヨネーズ 50 g
- 料理酒 50 cc
- 小麦粉 適量(100 g位)・・・今回は小麦粉を切らしていたので,天ぷら粉を使ってみました
- パン粉 (100 g位)
- 塩 適量
- コショウ 適量
<作り方>
1.天ぷら鍋に油を入れ,IHクッキングヒーターの火加減「揚げ物180℃」に設定します。
2.鶏ムネ肉を包丁で厚さ1 cmくらいに切ります。
3.1の鶏ムネ肉に塩とコショウを適量振りかけます。
4.小麦粉(今回は天ぷら粉)約100 gをポリ袋に入れ,その中に2の鶏ムネ肉を粉をよくまぶしながら入れます。
5.マヨネーズ約100 gと料理酒約100 ccをボウルに入れてよくかき混ぜます。
※ 普通のレシピで書いてある溶き卵の代わりにこれを使っています。理由は溶き卵より手間がかからないことと,よくお肉に絡んでくれるからです。一度試してみてください。ただし,デメリットも。油で揚げるとき,泡がいっぱい出て来るので,油断すると油が吹きこぼれたり,再利用するときも泡が出やすくなってしまうことです。

6.バットにサランラップをかけてからパン粉約100 gを入れます。
※ こうすることで,バットを洗う手間を省きます。
7.4の鶏ムネ肉を3つくらい取り出し,5のボウルの中に入れてマヨネーズを全体につけます。
8.7の肉をバットに移し,パン粉をよくまぶします。上下返すくらいでも大丈夫です。
9.8の肉を油温180 ℃の天ぷら鍋に入れます。キッチンタイマーを4分にセットします。
※ 一度に入れるのは3枚(150 g)程度がちょうどいいと思います。
10.4分待つ間に,7,8の作業をくり返して,次に揚げる肉の用意をします。
11.タイマーが鳴ったら,天ぷら鍋からお肉を軽く油を切りながら取り出して,キッチンペーパーを敷いたお皿に移します。
12.9から11の作業をくり返します。
13.揚がったチキンカツを適当にお皿に盛り付けてできあがり。
さてさて,今回は冷蔵庫にしまってあると思っていた小麦粉を切らしていて焦りました。何か代わりになるものは?と探したのですが,片栗粉も切れていて,やっと見つけたのが天ぷら粉。成分は,小麦粉とベーキングパウダーなど。果たしてどうなるかと思ったのですが,いい感じに揚がりました。小麦粉だけよりもかりっとしていました。うーん,けがの功名で,次からは天ぷら粉を使おうかな?
溶き卵の代わりに,マヨネーズと料理酒を混ぜたものを使うこと,バットにラップをかけることで手間を省いています。参考になりますでしょうか?
ともかく,鶏ムネ肉のチキンカツは(ひょっとしたらとんかつより)美味しい上に,ヘルシーなのでオススメです。ちょっと手間はかかるけど作ったことのない方はぜひどうぞ。